YouTube や Instagram の利用者増加により、スマートフォンや iPhoneなどの内蔵ストレージでは不足しがちなデータ容量を補う方法の一つに「オンラインストレージサービス」があります。
そしてオンラインストレージサービスの中で最も知名度が高く急成長しているものに「 Dropbox 」があります。
今回は Dropbox の便利なところや使い方、登録方法について解説します。
Dropboxとは
インターネット (クラウド)上に保存用ストレージを置き、異なるユーザーや端末間でも保存したファイルの共有ができるようにしたサービスです。
Dropboxは、インストール時に生成される「Dropboxフォルダ」の中にあるそれぞれのファイルを自動同期します。
インターネットに接続できる環境さえあれば、いつでもどこでもクラウド上に保存された自分の最新ファイルの編集作業をすることができます。
そしてDropboxの共有機能を活用して、画像をアップロードして離れた友達に見せたり、開発したアプリの配布用などに活用できます。
あるいは、学校でDropboxに保存してある教材や資料を生徒に閲覧させるなどと様々な使い方があります。
またうっかり削除してしまったファイルを復元する機能もあります。
Dropbox の登録方法
それではここで Dropbox に登録する方法を順番に説明していきましょう。
まず検索サイトで Dropbox を検索して、DropBoxへアクセスしてください。
こちらのリンクからもDropBoxへアクセスできます。
アカウント登録とログイン
氏名とメールアドレス・パスワードなどを入力した上で、画面右下に表示されている[登録する]ボタンをクリックします。
質問に回答>まずは「DropBox Basic」から
上記のように、DropBoxを使う目的などに関する質問に回答すると、あなたの使用用途にオススメなDropBoxの料金プランを紹介してもらうことができます。
まずは無料から始めてみたい!というケースがほとんどだと思いますから、右下に小さく表示されている「DropBox Basicを利用する」をクリックすれば無料から始められます。
アプリケーションのインストール
Dropbox は Windows iOS Linux Android iPhone の各プラットフォームに対応したアプリケーションが用意されています。
パソコン版DropBox
PC版については、Dropbox の公式ダウンロードサイトに行けば自動でプラットホームを判別してくれますので簡単にインストールできます。
Android版DropBox
Android 版については、Google Play で Dropbox を検索しインストールします。
iPhone版DropBox
iPhone 版は、 App Store から Dropbox 検索インストールします。
アプリをダウンロードした方がファイル管理など便利ですが、DropBoxからブラウザでアクセスいただく形でも気軽にDropBoxを利用できます。
Dropbox の基本的な使い方

さてここからは、 Dropbox の基本的な使い方について解説しましょう。
ログイン

PC版では、Dropbox ログイン画面を表示させます。
登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックします。
Android、 iPhone 版でも同じく Dropbox アプリを 起動させ、メールアドレスとパスワードを入力し「ログイン」ボタンをタップします。
ファイルのアップロード方法
Web版はサイトにアクセス、PC版はDropboxフォルダにアップロードしたいファイルをドラッグ&ドロップをするだけです。
ただスマホなどAndroid版、iPhone版はともに少し手間が必要です。
「+」をタップ

Dropboxアプリを起動し『作成(+)』マークをタップします。
ファイルの種類を選択

アップロードするファイルの種類を選びます。
アップロードするファイルを選択し、Android 版の場合は[アップロード]ボタンをタップすると完了します。
iPhone 版の場合は[次へ]をタップ、アップロード先を選択指定し[アップロード]ボタンをタップして完了します
ファイルの復元
うっかりミスで削除あるいは上書きしたファイルも以前のバージョンに戻すことで復元ができます。
また、編集作業中に削除してしまったものは、編集前のバージョンになります。
「削除したファイル」をクリック

復元したいファイルを選択

復元したいファイルを選択します。
「復元」をクリック

「削除の取り消し」をクリック

Dropbox 基本設定
デフォルトのままでも問題なく Dropbox は利用できます。
ただどうしても設定確認や変更をする必要がある場合には、次の手順で行います。
パソコン版のDropBoxへアクセス

PC 版の Dropbox アプリを起動します。
画面右上に表示されているアイコンをクリックして、メニューの中から「設定」を選択します。
そうすると、上記のように設定項目が表示されるので、あとは設定項目を選んで確認または変更をします。
Dropbox の便利な機能・活用法
カメラアップロード
スマホのカメラで撮影した画像は、基本的にスマホ内蔵のストレージに保存されます。
しかし最近ではスマホカメラでの撮影の手軽さにより写真の枚数が増えています。
またカメラの画質向上に伴い撮影した画像データの容量が大きくなり、スマホ内蔵のストレージだけでは収まりきらなくなっています。
そのため多くの人は手間をかけて、定期的にパソコンなどのピクチャフォルダにバックアップをしている方も多いと思います。
そんな時には、スマホにインストールした Dropbox の「カメラアップロード」機能を有効化してお来ましょう。
そうすると、スマホで撮影した写真や動画が自動的に Dropbox にアップロードされますので、この手間がなくなります。
削除してしまったファイルの復元
ミスで削除してしまったり、上書きしてしまったファイルを復元をする機能やソフトなど多く存在しますが、全く元通りに復元されないことがあります。
しかしDropbox では、ファイルの削除や上書きをした後でもその前の状態に復元することができます。
プランにもよりますが、例えばPulsでは 30 日間、Professonal やチーム向けプランなら180日間、さかのぼり復元することができます。
Dropbox Paper
これは簡単な操作にもかかわらずチームや組織内での複数人で1つのドキュメントを作成・保存・共有することが可能という、非常に汎用性の高いサービスです。
PC向けのブラウザ版だけではなく、iPhoneやAndroidなどスマホ向けのアプリで、外出先でも手軽にアクセスしドキュメント編集作業に参加することができます。
Dropbox Showcase
手軽に綺麗なポートフォリオや、会議などで使用するプレゼンテーション資料の作成など見せることに重点をおいた共有ツールです。
画像のプレビューや説明と一緒にいくつかのファイルを組み合わせて1 つのページ上に配置することで、より分かりやすい画面で見てもらえます。
また共有リンクと同様、 Dropbox ユーザー以外も閲覧することができます。
クラウド上でのファイル編集
Microsoft Office との連携で、Dropbox に保存してあるWord や Excel といったいわゆるOffice ファイルを直接編集することができます。
これはDropbox Paperと同様、外出先での編集作業をするにあたって威力を発揮する機能です。
大容量ファイルの送信
Dropbox に保存しているファイルであれば、どんなに容量の大きなファイルでも相手に送ることができます。
その方法は簡単です、「共有リンク」のアドレスを伝えるだけです。
DropBoxの料金プラン
Dropbox のプランには以下の5種類があります。
個人で使用するなら、まずお試しで無料のBasicに登録して、物足りなさを感じたらPulsへアップグレードする方が良いと思います。
また各種プロモーションも用意されており、デバイスを新しく購入したり、アカウントを新規作成することで、ストレージ容量を追加で利用できるサービスがあります。
Basic:無料
オンラインストレージ容量:2GB
また、友達を1人紹介するごとに500MB、最大16GBまで無料容量を獲得できます。
ただし2019年3月より、同じアカウントでリンクできるデバイスは 3 台までとなっています。3台を超えるデバイスをリンクさせる場合は、プランをアップグレードしましょう。
Plus:月額1200円(年払いの場合)、月額1500円(月払いの場合)
オンラインストレージ容量:2TB
友達を1 人紹介するごとに 1 GB、最大 32 GB まで無料容量を獲得できます。
Professional:月額2000円(年払いの場合)、月額2400円(月払いの場合)
オンラインストレージ容量:3TB
友達を1 人紹介するごとに 1 GB、最大 32 GB まで無料容量を獲得できます。
Standard:月額1250円/1ユーザー(年払いの場合)、月額1500円/1ユーザー(月払いの場合)
ユーザーが3名以上のチームで利用できます。
オンラインストレージ容量:5TB
Advanced:月額2000円/1ユーザー(年払いの場合)、月額2400円/1ユーザー(月払いの場合)
ユーザーが3名以上のチームで利用できます。
オンラインストレージ容量:必要に応じて、大容量のオンラインストレージを利用できます。
Enterprise: 応談
オンラインストレージ容量:必要に応じて、大容量のオンラインストレージを利用できます。
また24 時間体制の電話サポート(ただし英語のみ)があります。
管理者が組織の規模に合わせて管理できるようカスタマイズ可能です。
Standard・Advanced・Enterpriseでは、チームでDropBoxを活用するために必要なものが全て揃っています。
またパソコン、スマートフォン、タブレットなど、リンクできるデバイスの数に制限はありません。
まとめ
以上、Dropboxの使い方について簡単に解説しました。
まずは無料プランで容量一杯までYouTube や Instagramなどのファイル・写真の保存や共有に使い倒してみましょう。
友達やグループ仲間、あるいは職場のチームで情報共有する時に非常に有効なツールです。 ぜひ活用しましょう。