- YouTube動画は10分以上にすると再生単価が上がる?
- YouTube動画が長すぎると視聴維持率が下がる?
YouTube動画を撮影・編集する際には、再生時間をどの程度にすれば良いのかあなたも悩んでいるのでは?
こんな疑問にお答えする内容になっています。
結論をお伝えすると、以下の通りとなります。
下記の記事内容では、より詳しく解説していきます。
- 収益性を高めるには再生時間を10分以上にすべき
- 再生回数を伸ばすための最適な再生時間はさまざま
こんにちは。アツシ@YouTube専門家です。
この記事を書いている2019年6月19日(水)の時点では、チャンネル運営状況は以下の通りとなっています。
- 非公開チャンネル(収益化済み):11709人
- YouTube専門家(収益化済み):4887人

TwitterでもYouTubeチャンネルの運営状況や再生回数・登録者を伸ばすための情報を発信しています。
ぜひお気軽にリプやDMで絡んでもらえると嬉しいです。YouTube運営に関する質問に関してもTwitterやLINEでお気軽にご相談ください!
それでは早速、本題に移っていきましょう。
YouTube動画を10分以上にすると?

YouTube無料相談会という企画をTwitterでも不定期で開催していますが、「YouTube動画は10分以上にすべきなの?」といったことをよく質問されます。
ポイントをまとめると、以下の通りとなります。
- YouTube動画は10分以上になると再生単価は高まる傾向がある
- 視聴維持率が低下して再生回数が伸びにくくなるリスクがある
ミッドロール広告&動画の後に広告を貼れる
10分以上のYouTube動画であれば、ミッドロール広告と動画の後の広告を貼れるようになります。
10分未満のYouTube動画の場合

「収益受け取り」というタブを開くとYouTube動画への広告設定ができますが、上記のように表示されます。
10分以上のYouTube動画の場合

一方で、再生時間が10分以上のYouTube動画をアップロードすると、青枠で範囲選択したように新しい設定項目が増えています。
こちらでミッドロール広告と動画の後の広告を設定できるようになります。
YouTube動画に広告を設定する方法については、こちらの記事を参考にしてください。
>>ミッドロール広告・エンドロール広告の設定方法(準備中)
再生時間が長いほどCTR(広告クリック率)が向上
ここまでお話してきたように 再生時間が10分以上になると、1動画あたりに設定・表示できる広告の種類・数を増やすことができます。
その結果、CTR(広告クリック率)が向上して動画1本あたりの収益性が高まります。
ただし、どんなジャンル・内容の動画であっても、無理やり10分以上にすべきではありません。
再生維持率(視聴維持率)が低下するリスクあり
YouTubeチャンネル・YouTube動画が高品質かいなかを判断する基準として「再生維持率(視聴維持率)」というものがあります。
10分以上の動画を作るために、編集クオリティが下がったり、テンポが悪くなると視聴者の離脱率が高まってしまいます。
その結果、「再生維持率(視聴維持率)」が低下してしまうリスクがあるのです。
つまり、再生時間を無理やり伸ばして再生単価を高められたとしても、中身の伴わないYouTube動画であれば再生回数が伸びずに稼げずじまいに終わるということです。
ですから、視聴者が飽きないクオリティで10分以上の動画を作ることを心がけてください。
再生回数と再生単価のどちらを重視するか?

ここまでは10分以上のYouTube動画を投稿するメリット・デメリットをそれぞれ見てきました。
- 視聴維持率を向上させてYouTube動画の再生回数を高める
- 広告表示数を増やしてYouTube動画の再生単価を高める
いずれかの戦略を取ることになりますが、この点に関して自分の考えを共有していきます。
再生時間は意識すべきではない
結論からお伝えすると、YouTube動画の再生時間は意識せずに視聴者に楽しんでもらえることだけ考えるべきです。
実際に、自分は10分以上のYouTube動画を作ろう!とは意識しておらず、実際に10分未満の動画も多いですがCPM(1000回再生あたりの再生単価)は6.2$(650円)ほどとなっています。

再生時間を伸ばすために、動画のカット編集で手を抜いたりすると動画内容のテンポが悪くなって一気に興ざめしてしまう視聴者も多いはずです。
こうした視聴者の反応によって、視聴維持率が下がってYouTubeチャンネルの評価が下がるリスクがあります。
一方で、最後まで見られている動画(視聴維持率が高い)はYouTubeから高品質な動画だと評価を受けて、再生単価の高い広告も優先的に配信してもらえるようになります。
広告を増やし過ぎるのもNG
10分以上のYouTube動画であれば、貼れる広告の数が増えて収益性が高まる!というのが一般的な見解ではあります。
ただ 視聴者の立場から考えてみると、動画を視聴中に何度も広告が表示されると鬱陶しくて見る気が失せてしまうこともありますよね。
せっかくYouTube広告が再生されていても、途中で離脱されてしまっては広告収益は発生しませんからデメリットしかないとも言えます。
ですから、自分はミッドロール広告も敢えて手動設定せずに、YouTubeに自動的に最適な感覚・数で表示してもらうように設定しています。
10分以上のYouTube動画を作って再生単価を上げよう!といった安易な考えに走るのではなく、視聴者に喜んでもらえる形で自然と再生回数を増やす方向性で努力すべきです。
正攻法でYouTube動画の再生単価を上げるコツについては、こちらのブログ記事で解説しています。
>>YouTube動画の再生単価を上げるコツ?(準備中)
15分を超える動画をアップロードできない?

Googleアカウントの確認が必要
今回の動画では、動画を10分以上にすべきかどうか?というテーマでお送りしましたが、アカウントによって15分以上の動画アップロードができない場合があります。
これはYouTubeチャンネルと関連付けられたGoogleアカウントの確認が完了していないことが原因です。
クリエイターツール>チャンネル

Googleアカウントの確認を完了させるには、クリエイターツールへアクセスして「チャンネル」をクリックします。
すると、右側に「制限時間を超える動画」という項目があるので「有効にする」というボタンをクリックします。
アカウント確認には電話番号が必要

すると、こちらのような確認画面が表示されるので、SMSもしくは電話受信できる電話番号を入力して確認作業に進むことができます。
ただし、同一の電話番号では半年間に2回までしかアカウント確認に使うことができないですから注意してください。
まとめ
今回はYouTube動画の最適な再生時間について解説してきましたが、一概に「10分以上にすべき!」とは言えません。
10分以上のYouTube動画にはメリット・デメリットがありますから、視聴者に評価されるコンテンツ作りにだけ集中していれば大丈夫ですよ。
- YouTube動画は10分以上になると再生単価は高まる傾向がある
- 視聴維持率が低下して再生回数が伸びにくくなるリスクがある
視聴者をワクワクさせて楽しんでもらえるような内容に動画編集して、その結果として10分以上の動画ができれば申し分ないですね!
一方で、再生単価のことばかり考えて、視聴者の気持ちを度外視した動画ばかり作成していると視聴者の評価が視聴維持率の低下として帰ってきますから用心してくださいね。